【PD-L1陽性肺がん:一次治療】「オプジーボ」vs「化学療法」

CheckMate 026(NEJM)                      

PD-L1発現腫瘍の割合が5%以上の転移性または再発非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ」治療を選択しても、化学療法を選択した場合を上回る無増悪生存期間は期待しにくい。

「プラチナ製剤を含む化学療法」を受けた人の92%が治療に関連した有害事象(全グレード)を発現し、「オプジーボ」治療を受けた人では71%が発現した。グレード3または4に限ると、「プラチナ製剤を含む化学療法」を受けた人の51%、「オプジーボ」治療を受けた人の18%に発現した。

【発表】

2017年6月22日

【試験名】

CheckMate 026(Phase 3)〔NCT02041533/jRCT2080222595

【試験参加国】

日本(国立がん研究センター中央病院、大阪市立総合医療センター、近畿大学病院、近畿中央呼吸器センター、和歌山県立医科大学附属病院、兵庫県立がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、愛知県がんセンター、神戸市立医療センター中央市民病院、名古屋医療センター、KKR札幌医療センター、四国がんセンター、宮城県立がんセンター、群馬県立がんセンター、埼玉県立がんセンター、静岡がんセンター、大阪はびきの医療センター、がん研有明病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、トルコ、英国

【原著】

N Engl J Med 2017; 376:2415-2426. [PubMed: 28636851]

【さらに詳しく】