【膠芽腫:二次治療(OS)】「オプジーボ」vs「アバスチン」

CheckMate 143(JAMA Oncol)                   

「放射線療法+テモダール」治療後に再発した人が次の治療を考える場合、「オプジーボ」治療を選択しても生存期間の延長は期待しにくく、無増悪生存期間はむしろ短縮する。

オプジーボ」治療を選択しても「アバスチン」治療を選択しても、1年生存率は42%であった。「アバスチン」治療を受けた23.1%の人が治療に奏効し、「オプジーボ」治療を受けた人の奏効率は7.8%であった。

グレード3または4の治療関連有害事象を、「オプジーボ」治療を受けた18.1%の人が経験し、「アバスチン」治療を受けた人では15.2%が経験した。

【発表】

2020年5月21日

【試験名】

CheckMate 143(Phase 3)〔NCT02017717

【試験参加国】

米国、オーストラリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ポーランド、スペイン、スイス、英国

【原著】

JAMA Oncol. 2020 ;6:1003-1010. [PubMed: 32437507]

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