
CheckMate 331(Ann Oncol)
プラチナ製剤を含む化学療法後に再発した人が次の治療を考える場合、「オプジーボ」治療を選択しても化学療法(トポテカンまたはアムルビシン)を上回る生存期間は期待しにくい。
治療開始時のLDH値が正常上限値以下の人、肝転移がない人では、「オプジーボ」治療を選択することで生存期間の延長が期待できる。「オプジーボ」治療の生存期間に及ぼす影響はPD-L1 1%以上の人と1%未満の人で同程度であった。「オプジーボ」治療を受けた人の13.7%で治療が奏効し(vs 16.5%)、奏効期間は8.3ヵ月であった(vs 4.5ヵ月)。
「オプジーボ」治療を受けた人の13.8%がグレード3または4の治療関連有害事象を経験した(vs 73.2%)。
【発表】
2021年2月1日
【試験名】
CheckMate 331(Phase 3)〔NCT02481830〕
【試験参加国】
日本(がん研有明病院、国立がん研究センター東病院、埼玉県立がんセンター、名古屋医療センター、近畿大学病院、近畿中央呼吸器センター、和歌山県立医科大学附属病院、神戸市立医療センター中央市民病院、九州がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、兵庫県立がんセンター、愛知県がんセンター、四国がんセンター、宮城県立がんセンター、大阪はびきの医療センター、大阪市立総合医療センター、関西医科大学附属病院、国立がん研究センター中央病院、大阪国際がんセンター、順天堂大学医学部附属順天堂医院)、米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、チリ、中国、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、スイス、台湾、英国
【原著】
Ann Oncol. 2021 ;32:631-641. [PubMed: 33539946]
【さらに詳しく】