【小細胞肺がん:維持療法(OS)】「オプジーボ+ヤーボイ」vs「経過観察」

CheckMate 451(JCO)                       

進展型小細胞肺がんと診断された人で、プラチナ製剤を含む化学療法 4サイクル後に奏効または病勢安定であった人がその後の治療を考える場合、「オプジーボヤーボイ」による維持療法を選択しても生存期間の延長は期待しにくい。

オプジーボヤーボイ」による維持療法を受けた9.1%の人が治療に奏効し、10.2ヵ月持続した。「オプジーボ」による維持療法を受けた11.5%の人が治療に奏効し、11.2ヵ月持続した。プラセボが投与された人では4.2%の人が治療に奏効し、8.1ヵ月持続した。

オプジーボヤーボイ」による維持療法を受けた52.2%の人がグレード3または4の治療関連有害事象を経験した(vs 8.4%)。「オプジーボ」による維持療法を受けた11.5%の人がグレード3または4の治療関連有害事象を経験した。

【発表】

2021年3月8日

【試験名】

CheckMate 451(Phase 3)〔NCT02538666/jRCT2080223037

【試験参加国】

日本(日本医科大学付属病院、国立がん研究センター東病院、埼玉医科大学国際医療センター、和歌山県立医科大学附属病院、久留米大学病院、神戸市立医療センター中央市民病院、倉敷中央病院、仙台厚生病院、四国がんセンター、東北大学大学院、横浜市立市民病院、金沢大学附属病院、大阪医科薬科大学病院、近畿大学病院、大阪市立総合医療センター、関西医科大学附属病院、がん研有明病院、東京医科大学病院、国立がん研究センター中央病院、北海道大学病院、岐阜市民病院、九州大学病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、コロンビア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、アイルランド、イスラエル、イタリア、

【原著】

J Clin Oncol. 2021 ;39:1349-1359. [PubMed: 33683919]

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