【食道がん:一次治療(OS、PFS)】「オプジーボ+化学療法」vs「化学療法」

CheckMate 648(NEJM)                    

進行または転移性の食道扁平上皮がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ+化学療法(5-FUシスプラチン)」治療または「オプジーボヤーボイ」治療を選択することで「化学療法」を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。

オプジーボ+化学療法」治療を受けた47%、「オプジーボヤーボイ」治療を受けた32%、「化学療法単独」治療を受けた36%の人がグレード3または4の治療関連有害事象を経験した。

本試験の結果に基づいて、2021年9月14日、「オプジーボヤーボイ」および「オプジーボ+化学療法」の両併用療法について、「根治切除不能な進行・再発食道がん」を対象とした国内製造販売承認事項の一部変更承認申請が行われ、2022年5月26日承認された。

【発表】

2022年2月3日

【試験名】

CheckMate 648(Phase 3)〔NCT03143153

【試験参加国】

米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、チェコ、デンマーク、フランス、香港、イタリア、日本、韓国、メキシコ、ペルー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、シンガポール、スペイン、台湾、トルコ、英国

【原著】

N Engl J Med 2022;386:449-62. [PubMed: 35108470]

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