
CheckMate 032(Lancet Oncol)
プラチナ製剤治療後に増悪した人でも「オプジーボ」単独治療または「オプジーボ+ヤーボイ」併用治療を選択することで腫瘍縮小効果が期待できる。
試験では「オプジーボ(3mg/kg)」単独治療を受けた人の10%、「オプジーボ(1mg/kg)+ヤーボイ(3mg/kg)」併用治療を受けた人の23%、「オプジーボ(3mg/kg)+ヤーボイ(1mg/kg)」併用治療を受けた人の19%に奏効が得られた。
グレード3以上の有害事象が「オプジーボ(3mg/kg)」単独治療を受けた人の13%、「オプジーボ(1mg/kg)+ヤーボイ(3mg/kg)」併用治療を受けた人の30%、「オプジーボ(3mg/kg)+ヤーボイ(1mg/kg)」併用治療を受けた人の19%に現れた。
主なグレード3以上の有害事象は、リパーゼ上昇(0% vs. 8% vs. 0%)と下痢(0% vs. 5% vs. 2%)。
「オプジーボ(3mg/kg)」単独治療を受けた人の6%、「オプジーボ(1mg/kg)+ヤーボイ(3mg/kg)」併用治療を受けた人の11%、「オプジーボ(3mg/kg)+ヤーボイ(1mg/kg)」併用治療を受けた人の7%が治療に関連した有害事象のため、治療を継続できなかった。
【発表】
2016年6月3日
【試験名】
CheckMate 032(Phase 2)〔NCT01928394〕
【試験参加国】
米国、カナダ、デンマーク、フィンランド、ドイツ、イタリア、スペイン、英国
【原著】
Lancet Oncol. 2016 17;883-895. [PubMed:27269741]
【さらに詳しく】
- ニボルマブ、小細胞肺がんに単独およびイピリムマブ併用で有望な効果:CheckMate-032〔ケアネット〕
- 再発SCLCにニボルマブ単剤療法とニボルマブ+イピリムマブ併用療法は有望【ASCO2015】〔日経メディカル〕
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