【腎細胞がん:一次治療(30ヵ月OS)】「オプジーボ+ヤーボイ」vs「スーテント」

CheckMate 214(Lancet Oncol)                  

中リスクまたは高リスクの進行淡明細胞型腎細胞がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボヤーボイ」治療を選択することで30ヵ月無増悪生存率および生存率の向上が期待できる。

スーテント」治療を受けた人の生存期間は、全集団で37.9ヵ月、中等〜高リスクの人で26.6ヵ月。低リスクの人はまだ半数以上の人が生存しており、未到達。「オプジーボヤーボイ」治療を受けた人の生存期間は、全集団、中等〜高リスクの人、低リスクの人のいずれも未到達。

オプジーボヤーボイ」治療を受けた人の無増悪生存期間は、全集団で9.7ヵ月、中等〜高リスクの人で8.2ヵ月。「スーテント」治療を受けた人の無増悪生存期間は、全集団で9.7ヵ月、中等〜高リスクの人で8.3ヵ月。

オプジーボヤーボイ」治療の主なグレード3または4の有害事象は、リパーゼ上昇(10%)、アミラーゼ上昇(6%)、ALT上昇(5%)、「スーテント」治療の主なグレード3または4の有害事象は、高血圧(17%)、倦怠感(10%)、手足症候群(9%)。

【発表】

2019年8月16日

【試験名】

CheckMate 214(Phase 3)〔NCT02231749

【原著】

Lancet Oncol . 2019 ;20:1370-1385. [PubMed:31427204]

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