CheckMate 227・CheckMate 9LA(Int J Clin Oncol)
PD-L1 TPS<1%の進行非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ+ヤーボイ±化学療法」を選択することで「化学療法」を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。
PD-L1陰性に対する標準治療としての強力な臨床的裏付け
これまで難治性とされてきたPD-L1陰性の進行非小細胞肺がんの日本人に対し、「オプジーボ+ヤーボイ」ベースの一次治療が長期(5年超)にわたり生存率を劇的に向上させることを実証し、標準治療としての推奨をさらに強固にした。
治療中止後における抗腫瘍効果の長期持続
治療関連有害事象を原因として「オプジーボ+ヤーボイ」治療のすべての治療を完全に中止した人(12名)において、5年生存率は50%に達し、生存期間中央値は未到達であった。この結果は、治療を早期に終了せざるを得なかった場合も、免疫療法のメモリー効果によって長期にわたり持続的な腫瘍コントロールが得られるという、実臨床において極めて心強いエビデンスを提示している。
実臨床における「化学療法上乗せの要否」の個別化判断
早期の急激な病勢進行を抑えるための化学療法併用(CheckMate 9LAレジメン)と、化学療法を省いてアレルギーや血液毒性を回避する二重免疫療法(CheckMate 227レジメン)について、全身状態や腫瘍量(がんによる自覚症状等)を勘案した上で「治療を個別化」して選択する意義を支持している。
【発表】
2026年8月11日
【試験名】
- CheckMate 227(Phase 3)〔NCT02477826/jRCT2080223011〕
- CheckMate 9LA(Phase 3)〔NCT03215706/jRCT2080223887〕
【試験参加国】
CheckMate 227
日本(名古屋医療センター、愛知県がんセンター、千葉大学医学部附属病院、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、九州大学病院、久留米大学病院、群馬県立がんセンター、広島市民病院、北海道がんセンター、北海道大学病院、兵庫県立がんセンター、神戸市立医療センター中央市民病院、金沢大学附属病院、神奈川県立循環器呼吸器病センター、宮城県立がんセンター、仙台厚生病院、東北大学病院、新潟県立がんセンター新潟病院、倉敷中央病院、関西医科大学附属病院、大阪市立総合医療センター、近畿大学病院、大阪医科薬科大学病院、埼玉医科大学国際医療センター、埼玉県立がんセンター、静岡県立静岡がんセンター、国立がん研究センター中央病院、がん研有明病院、東京医科大学病院、和歌山県立医科大学附属病院、山口宇部医療センター、岡山大学病院、日本医科大学付属病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、イタリア、韓国、レバノン、メキシコ、オランダ、ペルー、ポーランド、ルーマニア、ロシア、南アフリカ、スペイン、スイス、台湾、英国
CheckMate 9LA
日本(福島県立医科大学附属病院、群馬大学医学部附属病院、群馬県立がんセンター、広島市民病院、北海道大学病院、兵庫県立がんセンター、姫路医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院、金沢大学附属病院、岩手医科大学附属病院、横浜市立市民病院、神奈川県立循環器呼吸器病センター、神奈川県立がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、岡山大学病院、大阪はびきの医療センター、近畿大学病院、大阪公立大学医学部附属病院、埼玉県立がんセンター、山口宇部医療センター)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、メキシコ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、英国
【原著】
Int J Clin Oncol. 2026 Aug 11. [PubMed: 42579028]
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