
CheckMate459(Lancet Oncol)
切除不能な肝細胞がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ」治療を選択しても「ネクサバール」治療を選択した場合を上回る生存期間は期待しにくい。
「オプジーボ」治療を受けた人の15%が治療に奏効し、23.3ヵ月奏効が持続した。一方、「ネクサバール」治療を受けた7%の人が治療に奏効し、23.4ヵ月奏効が持続した。「ネクサバール」治療の主なグレード3以上の治療関連有害事象は、手足症候群(14% vs 1%未満)、AST上昇(4% vs 6%)、高血圧(7% vs 0)であった。
【発表】
2021年12月13日
【試験名】
CheckMate459(Phase 3)〔NCT02576509/jRCT2080223055〕
【試験参加国】
日本(北海道大学病院、国立国際医療研究センター、近畿大学病院、千葉大学医学部附属病院、金沢大学附属病院、虎の門病院 分院、神奈川県立がんセンター、広島大学病院、京都府立医科大学附属病院、佐賀県医療センター好生館、横浜市立大学附属市民総合医療センター、久留米大学病院、愛媛県立中央病院、大阪大学医学部附属病院、大垣市民病院、杏林大学医学部付属病院、武蔵野赤十字病院、日本大学病院、札幌厚生病院)、米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、中国、チェコ、フランス、ドイツ、香港、イスラエル、イタリア、韓国、ポーランド、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、英国
【原著】
Lancet Oncol 2022; 23: 77–90. [PubMed: 34914889]
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