【肝細胞がん:一次治療(OS)】「オプジーボ」vs「ネクサバール」

切除不能な肝細胞がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ」治療を選択しても「ネクサバール」治療を選択した場合を上回る生存期間は期待しにくい。

オプジーボ」治療を受けた人の15%が治療に奏効し、23.3ヵ月奏効が持続した。一方、「ネクサバール」治療を受けた7%の人が治療に奏効し、23.4ヵ月奏効が持続した。「ネクサバール」治療の主なグレード3以上の治療関連有害事象は、手足症候群(14% vs 1%未満)、AST上昇(4% vs 6%)、高血圧(7% vs 0)であった。

【発表】

2021年12月13日

【試験名】

CheckMate459(Phase 3)〔NCT02576509

【試験参加国】

米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、中国、チェコ、フランス、ドイツ、香港、イスラエル、イタリア、日本、韓国、ポーランド、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、英国

【原著】

Lancet Oncol 2022; 23: 77–90.  [PubMed: 34914889]

【さらに詳しく】