CheckMate 714(JAMA Oncol)
再発または転移性頭頸部扁平上皮がんと診断され、シスプラチンを含む治療が適さない人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ」に「ヤーボイ」の上乗せを選択しても奏効率の向上は期待しにくい。無増悪生存期間、生存期間の延長も期待しにくい。
「オプジーボ」治療の1年無増悪生存率は29%であったのに対し、「オプジーボ+ヤーボイ」治療は22%であった。また、「オプジーボ」治療の1年生存率は52%であったのに対し、「オプジーボ+ヤーボイ」治療は46%であった。
「オプジーボ」治療を受けた13.1%がグレード3または4の治療関連有害事象を経験し、「オプジーボ+ヤーボイ」治療を受けた人では24.6%の人がグレード3または4の治療関連有害事象を経験した。
【発表】
2023年4月6日
【試験名】
CheckMate 714(Phase 2)〔NCT02823574〕
【試験参加国】
米国、アルゼンチン、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、チェコ、フィンランド、フランス、アイルランド、イタリア、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ルーマニア、ロシア、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、トルコ、英国
【原著】
JAMA Oncol. 2023;9:779-789. [PubMed: 37022706]