【前立腺がん:三次治療】「オプジーボ+ヤーボイ+放射線療法」vs「オプジーボ+ヤーボイ」

CheckPRO(J Immunother Cancer)                

転移性去勢抵抗性前立腺がんと診断され、アンドロゲン受容体経路阻害薬、タキサン治療を受けたことがある男性が次の治療を考える場合、「オプジーボ+ヤーボイ」治療を選択することで良好なPSA奏効率が期待できるが、放射線療法の上乗せを選択しても奏効率の向上は期待しにくい。

本試験において、体幹部定位放射線治療の追加は「オプジーボ+ヤーボイ」の有効性を改善せず、期待されたアブスコパル効果は確認されなかった。しかし、重度に前治療を受けた転移性去勢抵抗性前立腺がんの一部(約20%)に対して、「オプジーボ+ヤーボイ」併用療法が客観的奏効をもたらすことが示された。

この結果は、特定の転移性去勢抵抗性前立腺がんサブグループにおいて免疫療法が有効であることを示しているが、毒性による治療中止のリスクがあるため慎重な患者選択が必要である。今後は、免疫療法に反応する患者を特定するためのゲノムデータを含む探索的なトランスレーショナルリサーチが不可欠である。

【発表】

2026年7月23日

【試験名】

CheckPRO/CA209-8TY(Phase 2)〔NCT05655715〕

【試験参加国】

デンマーク

【原著】

J Immunother Cancer. 2026 ;14:e014803. [PubMed: 42493213]