【肺がん:一次治療(PFS)】「シスプラチン+ペメトレキセド+アバスチン」vs「カルボプラチン+パクリタキセル+アバスチン」

CLEAR(Transl Lung Cancer Res)                

非扁平上皮がんと診断された人が初めての化学療法を考える場合、「シスプラチンペメトレキセドアバスチン」治療の選択が「カルボプラチンパクリタキセルアバスチン」治療を選択した場合より良好な無増悪生存期間が期待できそうである。

シスプラチンペメトレキセドアバスチン」治療を受けた57%が治療に奏効し、67%がグレード3以上の有害事象を経験した。一方、「カルボプラチンパクリタキセルアバスチン」治療を受けた55%が治療に奏効し、82%がグレード3以上の有害事象を経験した。

【発表】

2021年7月

【試験名】

CLEAR(Phase 2)〔UMIN000013354

【試験参加国】

日本(北海道病院、岩手医科大学附属病院、仙台厚生病院、宮城県立がんセンター、弘前病院、福島県立医科大学附属病院、千葉県がんセンター、国立国際医療研究センター病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、複十字病院、東京病院、神奈川循環器呼吸器病センター、横浜市立市民病院、北里大学病院、大垣市民病院、京都桂病院、金沢医療センター、福井大学医学部附属病院、近畿中央胸部疾患センター、神戸赤十字病院、大手前病院、岩国医療センター、山口宇部医療センター、松江医療センター、福岡東医療センター、九州医療センター、恵佑会札幌病院、旭川医科大学病院、埼玉県立循環器・呼吸器病センター、豊橋市民病院、名古屋第一赤十字病院、名古屋大学医学部附属病院、名古屋市立大学病院、公立陶生病院、大阪警察病院、刀根山病院、吹田市民病院、松山赤十字病院、産業医科大学病院、長崎県島原病院、鹿児島大学大学院、国立がん研究センター東病院、兵庫県立がんセンター、自治医科大学附属病院、大阪大学医学部附属病院、埼玉県立がんセンター、松波総合病院、昭和大学病院、新潟大学医歯学総合病院、虎の門病院、四国がんセンター帯広厚生病院、兵庫医科大学病院)

【原著】

Transl Lung Cancer Res. 2021;10:3059-3070. [PubMed: 34430347]