CLL13(Lancet Oncol)
TP53遺伝子変異野生型の慢性リンパ腫と診断された、全身状態が良好な人が初めての治療を考える場合、「ベネクレクスタ+ガザイバ+イムブルビカ」治療または「ベネクレクスタ+ガザイバ」治療を選択することで「ベネクレクスタ+リツキサン」治療および「化学免疫療法(フルダラ+シクロホスファミド+リツキサン、またはトレアキシン+リツキサン)」を選択した場合を上回る4年無増悪生存率が期待できる。
一方、「ベネクレクスタ+リツキサン」治療を選択しても「化学免疫療法」を選択した場合を上回る4年無増悪生存率は期待しにくい。また、「ベネクレクスタ+ガザイバ+イムブルビカ」治療と「ベネクレクスタ+ガザイバ」治療との差はない。
【発表】
2024年6月
【試験名】
GAIA-CLL13(Phase 3)〔NCT02950051〕
【試験参加国】
オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、ドイツ、アイルランド、イスラエル、オランダ、スウェーデン、スイス
【原著】
Lancet Oncol. 2024;25:744-759. [PubMed: 38821083]
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