【KRAS陽性肺がん:二次治療(ORR)】ルマケラス

CodeBreaK100(NEJM)                      

KRAS p.G12C変異陽性非小細胞肺がんと診断され、プラチナベースの化学療法を受けたことがある59名がKRASG12C阻害薬「ルマケラス(AMG510)」治療を受けることによって32.2%の人が治療に奏効し、10.9ヵ月奏効が持続した。

ルマケラス」治療を受けた129人(非小細胞肺がん59人、大腸がん42人、その他の腫瘍28人)のうち、52.7%の人がグレード3以上の有害事象事象を経験し、7.0%の人が有害事象のため治療を中止した。

【発表】

2020年9月20日

【試験名】

CodeBreaK100(Phase 1)〔NCT03600883

【原著】

N Engl J Med . 2020 ;383:1207-1217.  [PubMed: 32955176]

【こちらの図鑑も合わせて見る】

【トライアル図鑑】CodeBreaK100(KRAS陽性肺がん)
【試験名】 CodeBreaK100(Phase 2)〔NCT03600883/jRCT2080224746〕 【試験開始日】 2018年8月27日 【試験終了予定日】 2025年12月8日 【試験参加国】 日本(愛知県がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、 ...
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【さらに詳しく】

【添付文書における表記】

がん化学療法後に増悪したKRAS G12C変異陽性の切除不能な進行・再発の固形癌患者を対象とした国際共同第Ⅰ/Ⅱ相試験の第Ⅱ相パートにおいて、非小細胞肺癌患者126例(日本人11例を含む)に本剤960mgを1日1回経口投与した。

主要評価項目であるRECIST ver.1.1に基づく独立中央画像判定機関による奏効率(データカットオフ日:2020年9月1日)は、有効性評価対象注1)123例(日本人10例を含む)で37.4%(95%信頼区間:28.8, 46.6)であった。

安全性評価対象注2)190例(日本人13例を含む)中128例(67.4%)に副作用が認められ、主な副作用(発現率5%以上)は、下痢(27.9%)、悪心、ALT増加、AST増加(各16.3%)、疲労(11.1%)、血中アルカリホスファターゼ増加(7.9%)、嘔吐(7.4%)及び腹痛(5.3%)であった。

注1)中央判定によりベースライン時に測定可能病変を有さないと判定された3例(日本人1例を含む)が除外された。

注2)第Ⅰ相及び第Ⅱ相パートにおいて本剤960mgを1回以上投与された非小細胞肺癌患者