【KRAS陽性大腸がん:三次治療(OS)】「ベクティビックス+ルマケラス」vs「ロンサーフ」

CodeBreak 300(NEJM)                     

KRAS G12C変異陽性の転移性大腸がんと診断され、何らかの治療を受けた人が次の治療を考える場合、「ベクティビックスルマケラス」治療を選択することで、「ロンサーフ(またはスチバーガ)」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

【発表】

2023年10月22日

【試験名】

CodeBreak 300(Phase 3)〔NCT05198934jRCT2011210078

【試験参加国】

日本(愛知医科大学病院、千葉県がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、九州がんセンター、北海道大学病院、兵庫県立がんセンター、聖マリアンナ医科大学病院、神奈川県立がんセンター、大阪医療センター、大阪大学医学部附属病院、埼玉県立がんセンター、静岡がんセンター、国立がん研究センター中央病院、がん研有明病院)、米国、オーストラリア、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、韓国、メキシコ、スペイン、台湾、英国

【原著】

N Engl J Med. 2023 ;389:2125-2139.  [PubMed: 37870968]

【さらに詳しく】

 

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