【直腸がん:術前治療(pCR)】「カペシタビン+オキサリプラチン」vs「カペシタビン+放射線療法」

CONVERT(Ann Surg)                       

直腸間膜筋膜への浸潤がない局所進行直腸がんと診断された人が手術前の補助療法を考える場合、「CAPOX」治療を選択しても、「放射線療法+カペシタビン」治療に劣らない病理学的完全奏効率が期待できる。

また、ダウンステージングが得られた割合も同程度で(40.8% vs 45.6%, p=0.27)、周術期の遠隔転移(0.7% vs 3.1%, p=0.03)および回腸瘻造設術が行われた割合(52.2% vs 63.6%, p=0.008)は「CAPOX」治療を選択することで有意な減少が期待できる。

【発表】

2022年12月20日

【試験名】

CONVERT(Phase 3)

【原著】

Ann Surg. 2022 Dec 20. [PubMed: 36538627]

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