【胃がん:二次治療(PFS、OS)】「経口パクリタキセル」vs「静注パクリタキセル」

切除不能な局所進行または転移性の胃腺がんまたは食道胃接合部腺がんと診断され、フルオロピリミジンを含む一次治療中に病勢進行した人が次の治療として「パクリタキセル」治療を考える場合、「経口投与」を選択することで「静注投与」を選択した場合を上回る生存期間のが期待できる。

治療の利便性と負担の軽減

経口投与が可能になったことで、患者の通院・入院時間や静脈ラインの確保に伴う苦痛を大幅に軽減できる。

ステロイドによる副作用の回避

パクリタキセル注射剤で必須とされるアレルギー予防のための前投薬(デキサメタゾンなどの高用量ステロイド)が不要になるため、ステロイド関連の副作用を回避できる

QoLの維持

脱毛、末梢感覚神経障害、筋肉痛、およびアレルギー反応の頻度が有意に低いことから、治療継続中における患者の生活の質(QoL)を高く維持できる。

標準治療の有力な代替選択肢の確立

特にサイラムザの使用が困難、または経済的負担などの理由からアクセスできない状況において、進行胃がんの二次治療としての「経口パクリタキセル液剤」は、注射剤に代わる極めて有望な、あるいはそれ以上に良好な標準治療の代替選択肢となる。

【発表】

2026年8月19日

【試験名】

Phase 3

【試験参加国】

中国

【原著】

ESMO Open. 2026 ;11:108312. [PubMed: 42617423]