【HR陽性乳がん:術後治療(5年DFS)】「タモキシフェン→アリミデックス(6年)」vs「タモキシフェン→アリミデックス(3年)」

DATA(Lancet Oncol)                      

ホルモン受容体陽性の人は、手術を受け、「タモキシフェンによる2〜3年の術後補助療法」後に、「アリミデックス 6年間投与」を選択しても、「アリミデックス 3年間投与」を選択した場合を上回る5年無病生存率は期待しにくい。

「6年間のアリミデックス」治療の選択は、「3年間のアリミデックス」治療に比べ、関節痛・筋肉痛、骨量減少・骨粗鬆症の発現リスクが増加。

【発表】

2017年10月11日

【試験名】

DATA(Phase 3)〔NCT00301457

【原著】

Lancet Oncol. 2017; 18:1502–1511. [PubMed: 29031778]

【他の治療選択肢】

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DATA(Lancet Oncol)                       ホルモン受容体陽性の人は、手術を受け、「タモキシフェンによる2〜3年の術後補助療法」後に、「アリミデックス 6年間投与」を選択しても、「アリミデックス 3年間投与」を選択した場合を上回る5年無病生存 ...
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