DEEPER(Nat Commun)
遠隔転移を有するRAS野生型大腸がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「FOLFOXIRI+アービタックス」治療を選択することで、「FOLFOXIRI+アバスチン」治療を選択した場合を上回る最大腫瘍縮小率が期待できる「FOLFOXIRI+アバスチン」最大腫瘍縮小率(中央値)は、46.0% であったのに対し、「FOLFOXIRI+アービタックス」治療による最大腫瘍縮小率(中央値)は、56.3% と有意に高かった。
【発表】
2024年11月25日
【試験名】
DEEPER(Phase 2)〔jRCTs061180022〕
【試験実施国】
日本
【原著】
Nat Commun. 2024 ;15:10217. [PubMed: 39587053]
【さらに詳しく】
- RAS野生型進行大腸癌の1次治療でmFOLFOXIRI+セツキシマブはmFOLFOXIRI+ベバシズマブより深い奏効【ASCO 2021】〔日経メディカル〕
- 原発巣左側RAS/BRAF野生型進行大腸癌の1次治療でmFOLFOXIRIとの併用はセツキシマブがベバシズマブよりPFSを延長【ASCO GI 2023】〔日経メディカル〕
- RAS/BRAF野生型左側大腸癌の1次治療で3剤併用+セツキシマブが標準に〔日経メディカル〕
- 原発巣左側RAS/BRAF野生型進行大腸癌の1次治療でmFOLFOXIRIとの併用はセツキシマブがベバシズマブよりOSを延長【日本臨床腫瘍学会2023】〔日経メディカル〕
- m-FOLFOXIRI+セツキシマブ、RAS/BRAF野生型+左側原発大腸がんに有用/日本臨床腫瘍学会〔ケアネット〕
- 原発巣左側RAS/BRAF野生型進行大腸癌でmFOLFOXIRI+セツキシマブはR0切除ができなかった患者で+ベバシズマブよりOSを改善【WCGC 2023】〔日経メディカル〕
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