【HER2陽性乳がん:術後治療(iDFS)】「エンハーツ」vs「カドサイラ」

DESTINY-Breast05                        

HER2陽性乳がんと診断され、術前補助療法後に手術を受け結果、乳房または腋窩リンパ節に浸潤性残存病変を有していた女性が手術後の治療を考える場合、「エンハーツ」治療を選択することで、「カドサイラ」治療を選択した場合を上回る無浸潤疾患生存期間が得られるかについて、現在、検証が進められている。主要評価項目は無浸潤疾患生存期間。

【試験開始日】

2020年11月1日

【試験終了予定日】

2027年7月31日

【試験名】

DESTINY-Breast05(Phase 3)〔NCT04622319jRCT2061200033

【試験参加国】

日本(国立がん研究センター中央病院、がん研究会有明病院、相良病院、神奈川県立がんセンター、北海道がんセンター、大阪医療センター、新潟県立がんセンター新潟病院、埼玉県立がんセンター、東京医科大学病院、 東北大学病院、広島市立広島市民病院、岡山大学病院、昭和大学病院、東海大学医学部付属病院、兵庫県立がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国がんセンター、大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター、兵庫医科大学病院、静岡がんセンター、九州がんセンター、京都大学医学部附属病院、近畿大学病院、愛知県がんセンター)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、アイルランド、イスラエル、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、ペルー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、シンガポール、スペイン、台湾、トルコ、英国

【現在の治療選択肢】

【HER2陽性乳がん:術後治療(3年iDFS)】「カドサイラ」vs「ハーセプチン」

【HER2陽性乳がん:術後治療(3年iDFS)】「カドサイラ」vs「ハーセプチン」

KATHERINE(NEJM)                        切除可能なHER2陽性早期乳がんと診断され、手術の結果、残存病変が確認された女性が術後治療を考える場合、「カドサイラ」治療を選択することで「ハーセプチン」治療を選択した場合を上回る3年無浸潤疾患生存率の ...
【HER2陽性乳がん:術後治療(3年iDFS)】「パージェタ+ハーセプチン+化学療法」vs「ハーセプチン+化学療法」

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APHINITY(NEJM)                          切除可能なHER2陽性乳がんと診断された女性は、手術後の補助療法を考える場合、「ハーセプチン+化学療法」に「パージェタ」の上乗せを選択することで3年後に浸潤性疾患が認められず、生活できている可能性が高 ...