DESTINY-Lung02(J Thorac Oncol)
遠隔転移が認められたHER2遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんと診断された人が「エンハーツ」治療を考える場合、「5.4mg/kg」を選択しても「6.4kg/mg」を選択しても臨床的に意義のある奏効率が期待できる。安全性の観点から「5.4mg/kg」が望ましい。
「5.4mg/kg」が投与された人では39.6%の人がグレード3以上の治療関連有害事象を経験し、「6.4mg/kg」が投与された人の発現率は60.0%であった。主な有害事象は悪心(5.4mg/kg:67.3%、6.4mg/kg:82.0%)。「エンハーツ」治療によって発現した薬剤関連間質性肺疾患は主にグレード1または2であった(5.4mg/kg:14.9%、6.4mg/kg:32.0%)。
【発表】
2025年7月30日
【試験名】
DESTINY-Lung02(Phase 2)〔NCT01515787/jRCT2061200038〕
【試験参加国】
日本(愛知県がんセンター、国立がん研究センター中央病院、九州がんセンター、国立がん研究センター東病院、岡山大学病院、近畿大学病院)、米国、オーストラリア、カナダ、フランス、イタリア、韓国、オランダ、スペイン、台湾
【原著】
J Thorac Oncol. 2025 Jul 30. [PubMed: 40749900]
【こちらの図鑑も合わせて見る】

