【肺がん:一次治療(OS)】「カルボプラチン+パクリタキセル」vs「シスプラチン+ドセタキセル」

E1594(NEJM)                          

進行非小細胞肺がんと診断された人が初めての化学療法を考える場合、「カルボプラチンパクリタキセル」治療など他のプラチナ製剤併用療法を選択しても「シスプラチンパクリタキセル」治療を選択した場合と同程度の生存期間が期待できる。

奏効率についてもレジメンごとの差はない。試験では「パクリタキセルシスプラチン」で21%、「ゲムシタビンシスプラチン」で22%、「ドセタキセルシスプラチン」で17%、「パクリタキセルカルボプラチン」で17%であった。

ゲムシタビンシスプラチン」治療を選択した場合、病勢の進行までの時間が長かったが、グレード3以上の腎毒性を起こしやすい。試験では9%の人で現れた。

【発表】

2002年1月10日

【試験名】

E1594

【原著】

N Engl J Med. 2002;346:92-8.  [PubMed: 11784875]

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