【標準治療】EGFR(Uncommon mutation)陽性肺がん

1. 「ジオトリフ」単剤治療

EGFRエクソン18-21の遺伝子変異(E709X、G719X、S768I、P848L、L861Q、エクソン19の挿入変異など)陽性のⅣ期非小細胞肺がんに対して、「ジオトリフ単剤治療」が強く推奨されている。

【レジメン図鑑】ジオトリフ(EGFR陽性肺がん)
「ジオトリフ(一般名=アファチニブ)」は、2014年1月17日に「EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺がん」に承認された第2世代EGFR-TKI。 「ジオトリフ単剤治療」は、PS 0-1の場合、EGFR遺伝子変異陽性のⅣ期非小細胞肺がんの一次治療として弱く推奨されて ...
【Uncommon EGFR陽性肺がん:一次治療(PFS)】「ジオトリフ」vs「化学療法」
ACHILLES/TORG1834                        uncommon EGFR遺伝子変異陽性の進行非扁平上皮非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「ジオトリフ」治療を選択することで「プラチナ製剤+ペメトレキセド」を選択した場合を上回 ...
【Uncommon EGFR陽性肺がん:一次治療】ジオトリフ
LUX-Lung 2 / LUX-Lung 3 / LUX-Lung 6(Lancet Oncol)      EGFR  Uncommon mutation陽性の非小細胞肺がんと診断された38名が「ジオトリフ」治療を受けた結果、27名(71.1%)の人が治療に奏効した。 【発表 ...

 

「ジオトリフ」単剤治療に不応・不耐となった場合の二次治療

【標準治療】EGFR T790M遺伝子変異陽性非小細胞肺がんの治療
一次治療としてEGFR-TKIを含む治療に耐性または増悪し、EGFR T790M遺伝子変異が確認された場合、「タグリッソ」単剤療法を行うよう強く推奨されている。 タグリッソ単剤治療 ...
【標準治療】EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんの二次治療
一次治療EGFR-TKI耐性または増悪後に二次治療として「化学療法+抗PD-(L)1抗体」併用療法を行うよう勧めるだけの根拠が明確ではないとされている。 1. テセントリク+カルボプラチン+パクリタキセル+アバスチン治療 EGFR-TKI耐性または増悪例に対する「抗PD-(L)1 ...
【標準治療】非小細胞肺がんにおけるプラチナ製剤併用療法
1. プラチナ製剤併用療法 下記の非小細胞肺がんに対して「プラチナ製剤併用療法」が治療選択肢である。 ドライバー遺伝子変異/転座陽性非小細胞肺がんの二次治療以降 ドライバー遺伝子変異/転座陰性非小細胞肺がんの「抗PD-(L)1抗体」単剤治療後の二次治療以降 ドライバー遺伝子変異/ ...

 

 

2. 「タグリッソ」単剤治療

EGFRエクソン18-21の遺伝子変異(E709X、G719X、S768I、P848L、L861Q、エクソン19の挿入変異など)陽性のⅣ期非小細胞肺がんに対して、「タグリッソ単剤治療」が弱く推奨されている。

【レジメン図鑑】タグリッソ(EGFR陽性肺がん:一次治療)
「タグリッソ(一般名=オシメルチニブ)」は、2016年3月28日、「EGFRチロシンキナーゼ阻害薬に抵抗性のEGFR T790M変異陽性の手術不能または再発非小細胞肺がん」に対して承認された後、2018年8月21日には「EGFR遺伝子変異陽性の手術不能または再発非小細胞肺がん」の ...
【Uncommon EGFR陽性肺がん】タグリッソ
EGFR遺伝子Uncommon mutation陽性の進行非小細胞肺がんと診断された594名が「タグリッソ」治療を受けた結果、51.30%の人が治療に奏効した。15件の臨床試験のメタアナリシスの結果。 この解析において対象となったEGFR遺伝子Uncommon mutation陽 ...
【Uncommon EGFR陽性肺がん】タグリッソ
KCSG-LU15-09(JCO)                        EGFR exon 19欠損、 L858R変異、 T790M変異、 exon 20挿入変異以外のEGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんと診断された人が「タグリッソ」治療を受けた結果、50%の人が治療 ...

 

「タグリッソ」単剤治療に不応・不耐となった場合の二次治療

【標準治療】EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんの二次治療
一次治療EGFR-TKI耐性または増悪後に二次治療として「化学療法+抗PD-(L)1抗体」併用療法を行うよう勧めるだけの根拠が明確ではないとされている。 1. テセントリク+カルボプラチン+パクリタキセル+アバスチン治療 EGFR-TKI耐性または増悪例に対する「抗PD-(L)1 ...
【標準治療】非小細胞肺がんにおけるプラチナ製剤併用療法
1. プラチナ製剤併用療法 下記の非小細胞肺がんに対して「プラチナ製剤併用療法」が治療選択肢である。 ドライバー遺伝子変異/転座陽性非小細胞肺がんの二次治療以降 ドライバー遺伝子変異/転座陰性非小細胞肺がんの「抗PD-(L)1抗体」単剤治療後の二次治療以降 ドライバー遺伝子変異/ ...

 

 

3. 国内で現在開発中の治療

【Uncommon EGFR陽性肺がん:一次治療(PFS)】「ウベニメクス+ジオトリフ」vs「ジオトリフ」

【Uncommon EGFR陽性肺がん:一次治療(PFS)】「ウベニメクス+ジオトリフ」vs「ジオトリフ」

uncommon EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「ジオトリフ(20mg/日)+ウベニメクス」治療を選択することで「ジオトリフ(40mg/日)」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できるか検証中である。 【試験開始日】 2 ...