【多発性骨髄腫:二次治療(PFS)】「エムプリシティ+レブラミド+デキサメタゾン」vs「レブラミド+デキサメタゾン」

ELOQUENT-2(NEJM)                      

多発性骨髄腫と診断され、何らかの治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「レブラミドデキサメタゾン」治療に「エムプリシティ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

レブラミドデキサメタゾンエムプリシティ」で高頻度に認められるグレード3以上の有害事象は、リンパ球減少、好中球減少、疲労、肺炎。「レブラミドデキサメタゾンエムプリシティ」治療では10%の人で、投与時反応が発現する可能性がある。

【発表】

2015年6月2日

【試験名】

ELOQUENT-2(Phase 3)〔NCT01239797

【試験参加国】

日本(岡山医療センター、豊橋市民病院、名古屋医療センター、名古屋市立大学病院、群馬大学医学部附属病院、渋川医療センター、札幌医科大学付属病院、大阪赤十字病院、都立駒込病院、がん研有明病院、日本赤十字社医療センター、慶應義塾大学病院、亀田総合病院)、米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、イタリア、ポーランド、プエルトリコ、ルーマニア、スペイン、スイス、トルコ、アラブ、英国

【原著】

N Engl J Med. 2015;373:621-31. [PubMed: 26035255]

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