
EMBER-3(NEJM)
ER陽性HER2陰性進行乳がんと診断され、「アロマターゼ阻害薬±CDK4/6阻害薬」加療後に増悪した女性が次の治療を考える場合、「イムルネストラント」治療を選択することで、「フェソロデックス+アロマシン」治療を上回る生存期間が期待できる(主要評価項目は、全集団における無増悪生存期間およびESR1変異陽性例における無増悪生存期間)。
【発表】
2024年12月11日
【試験名】
EMBER-3(Phase 3)〔NCT04975308/jRCT2051210102〕
【試験参加国】
日本(名古屋大学医学部附属病院、千葉県がんセンター、四国がんセンター、JCHO久留米総合病院、群馬県立がんセンター、北海道がんセンター、兵庫県立がんセンター、神鋼記念病院、筑波大学附属病院、土浦協同総合病院、聖マリアンナ医科大学病院、神奈川県立がんセンター、長野市民病院、新潟県立がんセンター新潟病院、順天堂順天堂大学医学部附属順天堂医院、昭和大学大学病院、九州がんセンター、広島市立広島市民病院、相良病院、くまもと森都総合病院、大阪国際がんセンター、静岡県立総合病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、中国、チェコ、フランス、ドイツ、ギリシャ、インド、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、ロシア、スペイン、台湾、トルコ、ウクライナ
【原著】
N Engl J Med. 2025; 392:1189-1202. [PubMed: 39660834]
【さらに詳しく】
- 進行乳癌に対するイムルネストラントとアベマシクリブの併用とイムルネストラント単剤との比較〔NEJM日本語アブストラクト〕
- ホルモン受容体陽性HER2陰性進行乳がんに対するSERD+CDK4/6i+PI3Kiによる予後の改善(解説:下村 昭彦 氏)〔ケアネット〕
- 経口SERDのimlunestrant、ER+/HER2-進行乳がんのPFSを改善(EMBER-3)/NEJM〔ケアネット〕
- 内分泌療法既治療のER陽性HER2陰性の進行乳癌に経口SERDとimlunestrantの併用が無増悪生存期間を有意に延長【SABCS 2024】〔日経メディカル〕
- 次世代SERDのイムルネストラントが、標準ホルモン療法抵抗性の進行乳がんに有効【SABCS24】〔海外がん医療情報リファレンス〕