【ER陽性乳がん(ESR1陽性):二次治療(PFS)】「エラセストラント」vs「内分泌療法単剤」

EMERALD(JCO)                       

ESR1陽性かつER陽性HER2陰性転移性乳がんと診断され、CDK4/6阻害薬を併用した1または2ラインの内分泌療法歴のある女性が次の治療を考える場合、「経口選択的エストロゲン受容体分解薬 エラセストラント」を選択することで、「内分泌療法単剤治療(アロマターゼ阻害薬またはフェソロデックス)」を選択した場合を上回る無増悪生存期間、生存期間が期待できる。

エラセストラント」単剤治療の奏効率は7.1%と内分泌療法の4.7%と差はなかった。「エラセストラント」単剤治療を受けた女性の1年無増悪生存率は26.8%(vs 8.2%)、1年生存率は82.6%(vs 73.6%)といずれも有意に高率であった。

【発表】

2022年5月18日

【試験名】

EMERALD(Phase 3)〔NCT03778931

【試験参加国】

米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フランス、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イスラエル、イタリア、韓国、ポルトガル、スペイン、英国

【原著】

J Clin Oncol. 2022 ;40: 3246-56. [PubMed: 35584336]

【さらに詳しく】

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