【HER2陽性乳がん:三次治療(PFS)】「ザニダタマブ+化学療法」vs「ハーセプチン+化学療法」

Empowher-BC-303                        

遠隔転移を有するHER2陽性乳がんと診断され、「エンハーツ」治療を受けたことがある女性が次の治療考える場合、「HER2二重特異性抗体ザニダタマブ+化学療法(ハラヴェンゲムシタビンビノレルビンカペシタビンのいずれか)」併用療法を選択することで「ハーセプチン+化学療法」併用療法を選択した場合を上回る無増悪生存期間が得られるかについて、現在、検証が進められている。

【試験開始日】

2024年10月7日

【試験終了予定日】

2030年4月18日

【試験名】

Empowher-BC-303(Phase 3)〔NCT06435429jRCT2031240407

【試験参加国】

日本、米国、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、ポーランド、韓国、スペイン、英国

 

今日の標準治療

【標準治療】HER2陽性転移・再発乳がんの三次治療
1. 三次治療 二次治療として「エンハーツ」治療後に病勢が進行した、HER2陽性転移・再発乳がんに対する三次治療として有用性を示した治療はまだない。 「エンハーツ」治療をまだ受けていない場合、三次治療として「エンハーツ」が有用である。 ...