ENDURANCE(NEJM)
自家造血幹細胞移植の適応でない多発性骨髄腫と診断され、「ベルケイド(またはカイプロリス)+レブラミド+デキサメタゾン」の初回治療後に「レブラミドによる維持療法」の治療期間を考える場合、2年間を選択しても無期限を選択した場合と同程度の7年生存率が期待できる。
本結果は、医師が維持療法の期間を決定する際の重要な判断材料となる(特に毒性を経験している場合や、深く長期にわたる奏効を得ている場合)。また、治療期間が無期限の維持療法を受けた人ではグレード3以上の非血液毒性(48.2% vs 31.5%)や、非黒色腫皮膚がんを除く二次発がんの5年累積発生率(11.2% vs 8.3%)が高まることが示された。無期限の維持療法は疲労や神経障害などのQOLを低下させる副作用のために、多くの人が治療を継続できない現実が示された。治療期間を2年に短縮することで、維持療法中止後の再発時に免疫調節薬(レブラミド等)を再使用できる可能性があり、また無期限継続による費用の増加を抑えることにつながると示唆された。
【発表】
2026年7月16日
【試験名】
ENDURANCE(Phase 3)〔NCT01863550〕
【試験参加国】
米国
【原著】
N Engl J Med 2026;395:221-232. [PubMed: 42456135]
【さらに詳しく】
- 多発性骨髄腫の維持療法、2年vs.無期限/NEJM〔ケアネット〕
- 新規診断多発性骨髄腫でKRd療法はVRd療法よりも12カ月MRD陰性CR率が有意に高くPFSも有意に延長【ASH 2025】〔日経メディカル〕
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