EPCORE NHL-3(Cancer Sci)
びまん性B細胞非ホジキンリンパ腫と診断され、2ライン以上の治療を受けた日本人36名が「エプキンリ」治療を受けた結果、55.6%の人が治療に奏効した。
【発表】
2023年11月3日
【試験】
EPCORE NHL-3(Phase 1/2)〔NCT04542824/jRCT2080225312〕
【試験参加国】
日本
【原著】
Cancer Sci. 2023 ;114:4643-4653. [PubMed: 37921363]
【添付文書における表記】
国内第Ⅰ/Ⅱ相試験(GCT3013-04試験、第Ⅱ相パート DLBCLコホート)
再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)患者注1)36例に、本剤を投与した注2)。主要評価項目とされた中央判定による奏効率は下表のとおりであった(データカットオフ:2022年1月31日)
総合最良効果
第Ⅱ相パートDLBCLコホート
(36例)完全奏効(CR)
16(44.4)
部分奏効(PR)
4(11.1)
安定(SD)
3(8.3)
病勢進行(PD)
13(36.1)
奏効(奏効率[95%信頼区間])
20(55.6[38.1, 72.1])
本剤が投与された36例中36例(100.0%)に副作用が認められた。主な副作用は、サイトカイン放出症候群(30例、83.3%)、注射部位反応(21例、58.3%)、好中球数減少(11例、30.6%)、リンパ球数減少(7例、19.4%)、食欲減退(7例、19.4%)、血小板数減少(7例、19.4%)、発疹(7例、19.4%)、低カリウム血症(5例、13.9%)、倦怠感(5例、13.9%)、白血球数減少(5例、13.9%)、低アルブミン血症(4例、11.1%)、注射部位紅斑(4例、11.1%)等であった。