【標準治療】進行食道がんの二次治療

1. 二次治療(タキサン製剤未治療の場合)

切除不能進行・再発食道がんに対する二次治療として、「パクリタキセル」単剤治療を行うことが弱く推奨されている。

現在、一次治療の標準治療は「キイトルーダ5-FUシスプラチン」治療、「オプジーボ5-FUシスプラチン」治療、「オプジーボヤーボイ」治療であるが、これら治療中に増悪した場合の二次治療の成績はまだ発表されていない。

【レジメン図鑑】パクリタキセル(食道がん)
「パクリタキセル」単剤治療は、2012年3月21日に「再発又は遠隔転移を有する食道癌」に対し、承認された治療レジメンであり、抗PD-1抗体療法歴の有無に関わらず、タキサン製剤未治療の人に弱く推奨されている。 【効能及び効果】 再発又は遠隔転移を有する食道癌 主な臨床試験の結果を見 ...
【扁平上皮食道がん:二次治療(OS、PFS)】「パクリタキセル」vs「ドセタキセル」
OGSG1201(Eur J Cancer)                    フッ化ピリミジン系薬剤とプラチナ系薬剤との併用療法に不応となった人が次の治療を考える場合、「パクリタキセル」治療を選択することで、「ドセタキセル」治療を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。 ...

 

 

2. 二次治療(一次治療として「オプジーボ+ヤーボイ」治療が選択されていた場合)

切除不能進行・再発食道がんに対する一次治療として「オプジーボヤーボイ」治療が選択されていた場合、二次治療として、「5-FUシスプラチン」併用療法が選択肢の1つである。しかし、「5-FUシスプラチン」併用療法について、「オプジーボヤーボイ」既治療例を含む二次治療の成績は発表されていない。

【レジメン図鑑】5-FU+シスプラチン(食道がん)
「5-FU+シスプラチン」は、「根治切除不能な進行・再発の食道がん」に対し、選択可能な治療レジメン。「オプジーボ+ヤーボイ」治療後の二次治療の選択肢の1つ。 【効能及び効果】 根治切除不能な進行・再発の食道癌 主な臨床試験の結果を見る ...