ESPAC-4(Lancet)
切除可能な膵がんと診断された人が手術後の補助化学療法を考える場合、「ゲムシタビン」治療に「カペシタビン」の上乗せを選択することで、生存期間の延長が期待できる。
「カペシタビン」を上乗せすることで、発現しやすくなるグレード3以上の有害事象は、手足症候群、好中球減少症、下痢、感染症。
【発表】
2017年1月24日
【試験名】
ESPAC-4(Phase 3)
【試験参加国】
英国、ドイツ、フランス、スウェーデン
【原著】
Lancet. 2017;389:1011-1024. [PubMed: 28129987]
【さらに詳しく】
- 膵癌の術後補助療法でゲムシタビンとカペシタビン併用はゲムシタビン単剤よりも優れる【ASCO2016】〔日経メディカル〕
- ESPAC4試験で膵癌術後補助療法の欧米での標準が変更へ、日本は変わらず〔日経メディカル〕
- 術後カペシタビン+ゲムシタビン併用療法が膵臓がん患者の生存期間延長(ASCO2016)〔海外がん医療情報リファレンス〕
【こちらの図鑑も合わせて見る】