【HR陽性乳がん:三次化学療法(PFS)】「トロデルビ」vs「化学療法」

EVER-132-002(Nat Med)                     

HR陽性HER2陰性転移性乳がんと診断され、ホルモン療法抵抗性となり、化学療法歴がある女性が、次の治療を考える場合、抗Trop-2抗体薬物複合体「トロデルビ」治療を選択することで「化学療法(カペシタビンハラヴェンゲムシタビンビノレルビンより主治医が選択)」を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

トロデルビ」治療の主なグレード3以上の治療関連有害事象は、好中球減少症、白血球減少症、貧血。

【発表】

2024年10月1日

【試験名】

EVER-132-002(Phase 3)〔NCT04639986

【試験参加国】

中国、韓国、台湾

【原著】

Nat Med. 2024 Oct 01.  [PubMed: 39354196]

【さらに詳しく】

 

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