遠隔転移を有する胃がんと診断された人が初めての化学療法を考える場合、「ドセタキセル+カペシタビン」治療を先行し、増悪後「オキサリプラチン+カペシタビン」治療に変更する治療戦略も、順番がその逆の治療戦略も選択することができる。
「ドセタキセル+カペシタビン」治療を先行した人の奏効率は46.4%、「オキサリプラチン+カペシタビン」治療を先行した人の奏効率は46.2%であった。
腹水が認められる人では、「ドセタキセル+カペシタビン」治療の先行を選択することで、「オキサリプラチン+カペシタビン」治療の先行を選択した場合を上回る無増悪生存期間、生存期間が期待できる。
【発表】
2022年10月26日
【試験】
Phase 2〔NCT01963702〕
【試験実施国】
中国
【原著】
Front Oncol. 2022 Oct 26. [PubMed: 36387112]