【HER2陽性乳がん:周術期治療(4年EFS)】「フェスゴ(皮下注)」vs「ハーセプチン(静注)+パージェタ(静注)」

FeDeriCa(ESMO Open)                      

HER2陽性早期乳がんと診断された女性が手術前後の治療を考える場合、「ハーセプチン(静注)+パージェタ(静注)」治療に代わって「フェスゴ(皮下注)」治療を選択しても同程度の4年無イベント生存率、4年生存率が期待できる。

本最終解析により、固定用量皮下注製剤「フェスゴ」の有効性が従来の静注製剤、「ハーセプチン(静注)+パージェタ(静注)」と同等であり、安全性プロファイルも注射部位反応を除き同様であることが長期追跡において確認された。

これにより、「フェスゴ」はHER2陽性の早期および転移性乳がんにとって、より迅速で利便性が高く、低侵襲な代替治療(標準治療の選択肢)としての位置づけがより強固に確立された。また、医療資源(椅子や時間)の節約、コストと廃棄物の削減、将来的な自宅投与の可能性など、実臨床における治療の柔軟性と質を向上させる重要な選択肢となることが期待される。

【発表】

2026年7月31日

【試験名】

FeDeriCa(Phase 3)〔NCT03493854

【試験参加国】

日本(九州がんセンター、福島県立医科大学附属病院、岐阜大学医学部附属病院、広島市立広島市民病院、北海道がんセンター、兵庫医科大学病院、相良病院、神奈川県立がんセンター、東海大学医学部付属病院、新潟県立がんセンター新潟病院、岡山大学病院、大阪国際がんセンター、埼玉医科大学国際医療センター、聖路加国際病院、がん研有明病院)、米国、アルゼンチン、ベルギー、ブラジル、カナダ、チェコ、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、メキシコ、ポーランド、ロシア、スペイン、台湾、タイ、ウクライナ、英国

【原著】

ESMO Open. 2026 ;11:108328. [PubMed: 42537585]

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