【FGFR2b陽性胃がん:一次治療(PFS)】「FOLFOX+ベマリツズマブ」vs「FOLFOX」

FIGHT(Lancet Oncol)                     

HER2陽性でなく、FGFR2b陽性の胃または胃接合部がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「mFOLFOX6」レジメンに「抗FGFR2b抗体 ベマリツズマブ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長傾向がみられた。今後、Phase3試験にて有用性が検証される。

mFOLFOX6ベマリツズマブ」の主なグレード3以上の有害事象は、好中球数減少(30% vs 35%)、角膜障害(24% vs なし)、好中球減少症(13%  vs 9%)、口内炎(9% vs 1%)、貧血(8% vs 13%)。

【発表】

2022年10月13日

【試験名】

FIGHT(Phase2)〔NCT03694522

【試験参加国】

米国、オーストラリア、ベルギー、中国、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、日本(国立がん研究センター東病院、香川大学医学部附属病院、都立駒込病院、広島市民病院、聖マリアンナ医科大学病院、JCHO九州病院、がん研究会有明病院、新潟県立がんセンター新潟病院、兵庫医科大学病院、大阪府立総合医療センター、大阪医科大学附属病院)、韓国、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、台湾、タイ、トルコ、英国

【原著】

Lancet Oncol 2022; 23: 1430–40.  [PubMed: 36244398]

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