KRAS遺伝子変異型の転移性大腸がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「FOLFOX」治療に「アービタックス」の上乗せを選択することで無増悪生存期間が短縮するリスクが高まる。
本試験の主要評価項目である奏効率については、「FOLFOX」治療に「アービタックス」治療を上乗せすることで、奏効率が44%から39%に低下。(p=0.101)。
conversion chemotherapyによるR0切除率は、「FOLFOX+アービタックス」治療を受けた人のうち52例中1例(1.9%)、「FOLFOX」治療を受けた人の42例中1例(2.1%)が達成。
【発表】
2008年12月29日
【試験名】
Phase 2
【原著】
J Clin Oncol. 2009 ;27:663-71. [PubMed: 19114683]
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