【腎細胞がん】「オプジーボ+レラトリマブ」vs「オプジーボ+ヤーボイ」

FRACTION-RCC(ESMO Open)                  

進行腎細胞がんと診断された人が初めての免疫チェックポイント阻害薬治療を考える場合、「オプジーボヤーボイ」併用療法、「オプジーボレラトリマブ」併用療法を選択しても良好な効果が期待できる。

オプジーボヤーボイ」併用療法を受けた人の60%が過去にTKI治療を受けており、「オプジーボレラトリマブ」併用療法を受けた人では53%の人が過去にTKI治療を受けていた。

オプジーボヤーボイ」併用療法を受けた20%の人が治療に奏効し、「オプジーボレラトリマブ」併用療法を受けた人では30%の人が治療に奏効し、7.6ヵ月(33週)奏効が持続した。6ヵ月無増悪生存率は「オプジーボヤーボイ」併用療法を受けた人で49.1%、「オプジーボレラトリマブ」併用療法を受けた人では42.9%であった。

【発表】

2024年12月5日

【試験名】

FRACTION-RCC(Phase 2)〔NCT02996110

【試験参加国】

米国、オーストラリア、オーストリア、カナダ、イスラエル、イタリア

【原著】

ESMO Open. 2024 ;9:104073.  [PubMed: 39642635]

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