遠隔転移を有するトリプルネガティブ乳がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「アブラキサン+シスプラチン」治療を選択することで「ゲムシタビン+シスプラチン」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間と生存期間が期待できる。
「アブラキサン+シスプラチン」治療を受けた81.1%の女性が治療に奏効し、「ゲムシタビン+シスプラチン」治療を受けた女性の奏効率56.3%より有意に高かった(p<0.001)。
「アブラキサン+シスプラチン」治療を受けた女性でより多くのグレード3または4の神経障害を経験し、「アブラキサン+シスプラチン」治療を受けた女性でより多くの血小板減少を経験した。
【発表】
2022年7月12日
【試験】
Phase 3〔NCT02546934〕
【試験実施国】
中国
【原著】
Nat Commun. 2022 ;13:4025. [PubMed: 35821019]