膠芽腫と診断され放射線治療、テモダール治療を実施したにも関わらず、腫瘍が残存または再発した19名が「がん治療用ウイルス デリタクト」治療を受けた結果、84.2%の人が1年後も生存できた。「デリタクト」治療に部分奏効した人は19名中1名(5.3%)であったが、18名(94.7%)は病勢がコントロールされた。
本試験の結果に基づいて、2020年12月28日、承認申請され、2021年6月11日に承認された。
治療は「デリタクト」を最大6回定位脳手術によって腫瘍内に投与する。現在、この治療が受けられるのは、東京大学医科学研究所附属病院のみ。
【発表】
2022年7月21日
【試験】
Phase 2
【試験実施国】
日本
【原著】
Nat Med. 2022 Jul 21. [PubMed: 35864254]