
「エピルビシン+シクロホスファミド」を含む術前補助化学療法を考える場合、「アブラキサン」治療の上乗せを選択することで、「パクリタキセル」治療を選択した場合より、病理学的完全奏効率の向上が期待できる。
グレード3−4の「貧血」は、「アブラキサン」治療を受けた人で、「パクリタキセル」治療を受けた人でより多く経験した(2% vs 1%)。
グレード3−4の「末梢神経障害」は、「アブラキサン」治療を受けた人で、「パクリタキセル」治療を受けた人でより多く経験した。
【発表】
2016年2月8日
【試験名】
GBG 69–GeparSepto(Phase 3)〔NCT01583426〕
【原著】
Lancet Oncol. 2016 ;17:345-56. [PubMed:26869049]
【こちらの図鑑も合わせて見る】
【さらに詳しく】
- nab-パクリタキセルを先行投与するネオアジュバント療法でpCR率が有意に上昇:GeparSepto試験【SABCS2014】〔日経メディカル〕
- ナブパクリタキセルにより初期乳癌患者が顕著な病理学的完全寛解を示す〔海外がん医療情報リファレンス〕