【乳がん:術前治療(pCR)】「アブラキサン+EC」vs「EC」

乳がんと診断された女性が手術前の治療を考える場合、「エピルビシンシクロホスファミド」に「アブラキサン」の上乗せを選択することで病理学的完全奏効率の向上率が期待できる。試験ではHER2陽性の女性には「ハーセプチン」、トリプルネガティブの女性には「カルボプラチン」が上乗せされている。

アブラキサン」の上乗せを選択することでグレード3または4の非血液毒性を経験するリスクが24.1%から33.7%有意に高まる。

【発表】

2022年5月19日

【試験名】

GeparX(Phase 2)〔NCT02682693

【原著】

JAMA Oncol. 2022 ;8:1010-1018.  [PubMed: 35588050]

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