
PROFECTA-II/GOG-3044(Gynecol Oncol)
卵巣がんと診断され、プラチナ製剤に抵抗性となった女性が次の治療を考える場合、「パクリタキセル」治療に「AKT阻害薬アフレセルチブ」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。pAKT発現が高い女性では「アフレセルチブ」の上乗せによって無増悪生存期間が2.9ヵ月から5.4ヵ月に延長した(HR: 0.4; 95% CI: 0.12–1.00)。
「パクリタキセル+アフレセルチブ」併用療法を受けた人の25%が治療に奏効した。「パクリタキセル」単剤治療の奏効率は18%であった。
「パクリタキセル+アフレセルチブ」併用療法を受けた人の99.0%が治療関連有害事象を経験し(vs 97.9%)、69.7%の人がグレード3以上の治療関連有害事象を経験した(vs 51.1%)。「パクリタキセル+アフレセルチブ」併用療法の主な治療関連有害事象は、下痢(64.6% vs 19.1%)、貧血(54.5% vs 44.7%)、好中球減少症(50.5% vs 51.1%)、倦怠感(45.5% vs 38.3%)。
【発表】
2025年4月12日
【試験名】
PROFECTA-II/GOG-3044(Phase 2)〔NCT04374630〕
【試験参加国】
米国、中国
【原著】
Gynecol Oncol. 2025 :194:145-152. [PubMed: 40221173]