GOG152(NEJM)
III-IV期上皮性卵巣がんと診断され、一次的腫瘍減量手術で最大残存病巣が1cm未満とならず、化学療法(パクリタキセル+シスプラチン)を3サイクル実施し、進行しなかった女性が次の治療を考える場合、「インターバル腫瘍減量手術」を選択しても、無増悪生存期間、生存期間の延長は期待しにくい。
一方、先のEORTC-GCG試験では、期待できると報告されており、『卵巣がん・卵管癌・腹膜癌治療ガイドライン』は、初回手術時に最大残存腫瘍径が 1 cm 未満とならなかった suboptimal 症例に対して,化学 療法中に再び腫瘍減量手術(IDS)を行うことについて、「現時点 では一定の見解は得られていない」と評価している。
2つの試験結果が異なる理由として「EORTC-GCG試験ではⅣ期症例が多く、初回手術後の残存腫瘍径が大きいのに対し、本試験では婦人科腫瘍専門医によりPDSが行われている率が高く、残存腫瘍径が小さいという点が挙げられている。すなわち、初回残存腫瘍径が大きい症例では、IDSの重要性がより予後改善に強く関与している可能性がある。」と考察している。
【発表】
2004年12月9日
【試験名】
GOG152
【原著】
N Engl J Med. 2004;351:2489-97. [PubMed: 15590951]