HCHTOG1906(Cancer Commun (Lond))
進行食道扁平上皮がんと診断された人が2サイクルの術前治療として「化学療法(パクリタキセル+シスプラチン)+抗PD-1抗体(トリパリマブ)」を考える場合、トリパリマブを1日目に同時投与しても、3日目に逐次投与しても同程度の病理学的完全奏効率が期待できる。
逐次投与は有効性を向上させなかったものの、安全性と忍容性の面で大きなメリットをもたらすことが示された。同時投与と比較して、逐次投与では重度の消化器毒性(悪心、下痢など)や、致死的な免疫関連有害事象(治療関連死が同時投与:5例 vs 逐次投与:1例)のリスクが減少した。この結果は、PSが不良な患者にとって、毒性を回避しつつ治療を完遂するためのより安全な選択肢として「逐次投与」が有用である可能性を臨床現場に提示する。
【発表】
2026年5月7日
【試験名】
HCHTOG1906(Phase 2)
【試験実施国】
中国
【原著】
Front Immunol. 2026 :17:1770662. [PubMed: 42183251]