HCRN GI14-198(Eur J Cancer)
再発または遠隔転移を有する膵管腺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「FOLFIRINOX」治療に「サイラムザ」の上乗せを選択しても9ヵ月無増悪生存率の向上、無増悪生存期間の延長は期待しにくい。
「プラセボ+FOLFIRINOX」治療の9ヵ月無増悪生存率が35.0%であったのに対し、「サイラムザ+FOLFIRINOX」治療の9ヵ月無増悪生存率は25.1%であった。
【発表】
2023年5月11日
【試験名】
HCRN GI14-198(Phase 2)〔NCT02581215〕
【試験参加国】
米国
【原著】
Eur J Cancer. 2023 :189:112847. [PubMed: 37268519]
【現在の治療選択肢】
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