【HER2陽性乳がん:三次治療(PFS)】「ツカチニブ+ハーセプチン+カペシタビン」vs「ハーセプチン+カペシタビン」

HER2CLIMB(NEJM)                       

HER2陽性乳がんと診断され、ハーセプチンパージェタカドサイラの治療歴がある女性が次の治療を考える場合、「ハーセプチンカペシタビン」治療に経口HER2阻害薬「ツカチニブ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間、生存期間の延長も期待できる。

ツカチニブハーセプチンカペシタビン」治療の主な有害事象は、下痢、手足症候群、悪心、倦怠感、嘔吐。下痢、ATS値上昇は「ツカチニブ」の上乗せによって経験するリスクが高くなる。

【発表】

2019年12月11日

【試験名】

HER2CLIMB(Phase 3)〔NCT02614794

【原著】

N Engl J Med. 2020 ;382:597-609.  [PubMed: 31825569]

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