【標準治療】HR陽性進行乳がんの二次治療

一次内分泌療法として、「アロマターゼ阻害薬+CDK4/6阻害薬」併用療法を受けた女性の二次内分泌療法として最適な治療は確立されていない。

1. アフィニトール+アロマシン

非ステロイド性アロマターゼ阻害薬耐性の場合、「アフィニトールアロマシン」併用療法を行うことがが弱く推奨されている。

【レジメン図鑑】アフィニトール+アロマシン(HR陽性乳がん)
「アフィニトール」は「手術不能又は再発乳癌がん」を効能及び効果として2014年3月17日に承認されたmTOR阻害薬。 「アフィニトール+アロマシン」併用療法は、「アロマシン」単剤治療を上回る無増悪生存期間が期待できることがPhase 3試験『BOLERO-2』によって示されており ...

 

HR陽性HER2陰性進行乳がんの一次化学療法

【標準治療】進行乳がんの一次化学療法
1. アンスラサイクリン系製剤 周術期治療においてアンスラサイクリン系製剤が未使用の場合、HER2陰性転移・再発乳がんに対する一次化学療法として、「アンスラサイクリン系製剤」が標準治療として推奨されている。 HER2低発現進行乳がんに対する「エンハーツ」治療 HER2陰性進行乳が ...

 

 

2. フェソロデックス

フェソロデックス」単剤治療が選択できる。

【レジメン図鑑】フェソロデックス(HR陽性乳がん)
「フェソロデックス」は、2011年9月26日、「閉経後乳がん」を対象に承認された抗エストロゲン薬。2017年6月8日には「フェソロデックス」単剤治療が閉経後乳がんの一次内分泌療法としても承認された。この承認はPhase3試験『FALCON』の結果に基づく。 「フェソロデックス」単 ...

 

HR陽性HER2陰性進行乳がんの一次化学療法

【標準治療】進行乳がんの一次化学療法
1. アンスラサイクリン系製剤 周術期治療においてアンスラサイクリン系製剤が未使用の場合、HER2陰性転移・再発乳がんに対する一次化学療法として、「アンスラサイクリン系製剤」が標準治療として推奨されている。 HER2低発現進行乳がんに対する「エンハーツ」治療 HER2陰性進行乳が ...

 

 

3. 国内で現在開発中の治療

【ER陽性乳がん:二次治療(PFS)】「ギレデストラント+アフィニトール」vs「内分泌療法+アフィニトール」

【ER陽性乳がん:二次治療(PFS)】「ギレデストラント+アフィニトール」vs「内分泌療法+アフィニトール」

evERA Breast Cancer                        ER陽性HER2陰性進行乳がんと診断され、内分泌療法+CDK4/6阻害薬治療歴がある女性が次の治療を考える場合、「ギレデストラント+アフィニトール」治療を選択することで、「内分泌療法(アロマシン ...
【ER陽性乳がん:二次治療(PFS)】「イムルネストラント」vs「フェソロデックス+アロマシン」

【ER陽性乳がん:二次治療(PFS)】「イムルネストラント」vs「フェソロデックス+アロマシン」

EMBER-3                              ER陽性HER2陰性進行乳がんと診断され、「アロマターゼ阻害薬±CDK4/6阻害薬」加療後に増悪した女性が次の治療を考える場合、「イムルネストラント」治療または「イムルネストラント+ベージニオ」治療を選択す ...
【HR陽性乳がん:二次治療(PFS)】「カミゼストラント+CDK4/6阻害薬」vs「アロマターゼ阻害薬+CDK4/6阻害薬」

【HR陽性乳がん:二次治療(PFS)】「カミゼストラント+CDK4/6阻害薬」vs「アロマターゼ阻害薬+CDK4/6阻害薬」

SERENA-6                              遠隔転移を有するHR陽性HER2陽性乳がんと診断された女性が「アロマターゼ阻害薬(アリミデックスまたはフェマーラ)+CDK4/6阻害薬(イブランスまたはベージニオ)」治療中にESR1遺伝子変異が検出された ...
【ER陽性乳がん:二次治療(PFS)】「ベプデゲストラント」vs「フェソロデックス」

【ER陽性乳がん:二次治療(PFS)】「ベプデゲストラント」vs「フェソロデックス」

VERITAC-2                             ER陽性HER2陰性進行乳がんと診断され、内分泌療法+CDK4/6阻害薬治療歴がある女性が次の治療を考える場合、「ベプデゲストラント」治療を選択することで、「フェソロデックス」治療を選択した場合を上回る無 ...
【HR陽性乳がん:二次内分泌療(PFS)】「ベプデゲストラント+フェソロデックス」vs「フェソロデックス」

【HR陽性乳がん:二次内分泌療(PFS)】「ベプデゲストラント+フェソロデックス」vs「フェソロデックス」

HR陽性HER2陰性乳がんと診断され、CDK4/6阻害薬+内分泌療法加療後に病勢が進行した女性が次の治療を考える場合、「ベプデゲストラント+フェソロデックス」治療を選択することで、「フェソロデックス」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が得られるかについて、現在、検証が進めら ...