【標準治療】PIK3CA、AKT1、PTEN遺伝子変異陽性進行乳がんの二次治療

一次内分泌療法として、「アロマターゼ阻害薬+CDK4/6阻害薬」併用療法を受けた女性の二次内分泌療法として最適な治療は確立されていない。

PIK3CA、AKT1又はPTEN遺伝子変異を有するHR陽性HER2陰性進行乳がんの治療

トルカプフェソロデックス」は、「内分泌療法後に増悪したPIK3CAAKT1又はPTEN遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳がん」の効能・効果として、承認された。

また、承認の根拠となったPhase3試験『CAPItello-291』において「CKD4/6阻害薬」治療歴がある場合でも、「フェソロデックス」治療に「AKT阻害薬 トルカプ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が示されている。

【レジメン図鑑】トルカプ+フェソロデックス(HR陽性乳がん)
「 トルカプ(一般名:カピバセルチブ)」は、2024年3月24日に、「内分泌療法後に増悪したPIK3CA、AKT1又はPTEN遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳がん」の効能・効果として、「フェソロデックス」との併用療法において承認されたAKT ...