
HUON-003-01(Jpn J Clin Oncol)
再発または転移性HER2陽性の唾液腺がんと診断された15名が「ハーセプチン+ドセタキセル」併用療法を受けた結果、9名(60%)の人が治療に奏効した。
治療を受けた16名中16名がグレード3以上の治療関連有害事象を経験した。その内訳は、好中球減少症(100%)、白血球減少症(93.8%)、リンパ球減少症(18.8%)、発熱性好中球減少症(12.5%)。また、16名中8名(50%)がドセタキセルの減量が必要であった。低アルブミン血症のために1名(6.3%)が死に至った。
本試験の結果を受けた結果、2021年11月25日、「ハーセプチン+ドセタキセル」併用療法が「HER2陽性の根治切除不能な進行・再発唾液腺癌」に対し、適応拡大が承認された。
【発表】
2025年6月25日
【試験名】
HUON-003-01(Phase 3)〔NCT04547907〕
【試験実施国】
日本
【原著】
Jpn J Clin Oncol. 2025 Jun 25. [PubMed: 40561362]
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