ICARIA-MM(Lancet Oncol)
多発性骨髄腫と診断され、2ライン以上の治療歴がある人が次の治療を考える場合、「ポマリスト+デキサメタゾン+サークリサ」治療を選択することで「ポマリスト+デキサメタゾン」を選択した場合に比べ、生存期間で6.9ヵ月の差をもたらす。
「ポマリスト+デキサメタゾン+サークリサ」治療の主なグレード3以上の治療関連有害事象は好中球減少(50% vs 35%)、肺炎(23% vs 21%)、血小板減少(13% vs 12%)であった。
【発表】
2022年2月10日
【試験名】
ICARIA-MM(Phase 3)〔NCT02990338〕
【試験参加国】
オーストラリア、ベルギー、カナダ、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、日本、韓国、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、ロシア、スロバキア、スペイン、スウェーデン、台湾、トルコ、英国、米国
【原著】
Lancet Oncol. 2022 ;23:416-427. [PubMed: 35151415]
【さらに詳しく】
- ポマリドミドにイサツキシマブ追加で再発・難治性多発性骨髄腫の無増悪生存が改善〔海外がん医療情報リファレンス〕
- 多発性骨髄腫にisatuximabとポマリドミド、低用量デキサメタゾンの併用はPFS改善と深い奏効を示す【ASCO2019】〔日経メディカル〕
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